子宮腺筋症は、子宮の内膜が、本来あるはずの無い子宮の筋肉(筋層)の中に増殖して、過多月経や月経困難などの症状を来す病気です。

この子宮腺筋症の原因は、実は今のところ明確に分かっていません。ただし、いくつかの説はありますので、以下ご紹介します。

■子宮の内膜と筋層との境界が手術などにより物理的に破壊されて、組織が筋層に進入した
 出産経験のある人や流産経験者に子宮腺筋症が多いと言われていますが、分娩や流産により子宮を痛めたことが原因と考える説です。

■子宮内膜が卵巣に付着して増殖した
 月経血が卵管を通って腹腔内に逆流し、その中に含まれていた子宮内膜の組織が卵巣に付着して増殖したとする説。この説ならば手術経験の無い人の子宮腺筋症を説明できます。

■卵巣組織が子宮内膜に変化した
 卵巣組織の一部が子宮内膜に変化してしまったという説。

■環境ホルモンの影響
 ダイオキシンなどの環境ホルモンが体内に悪影響を及ぼしたという説。

■アレルギー反応
 アレルギー反応で発症している可能性が高いとする説。