子宮内膜症の痛みを改善する薬物療法として、対処療法ですが漢方を使うこともあります。漢方の中には、鎮痛、冷えや体調の改善、心身の安定などに効果のあるものがあり、子宮内膜症で処方する医師はいます。

漢方には即効性があまりありませんし、効き目に個人差がありますので、すべての患者に効果がある訳ではありませんが、中には長期間飲み続けることによって改善した方もいます。

漢方には副作用が少ないと言われていますが、全くないというわけではありません。飲み方を誤ると重大な症状を起こす危険はあります。

さて、子宮内膜症で処方されることのある漢方には、例えば次のようなものがあります。

■桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

桂枝茯苓丸は、月経トラブルの改善効果がある漢方で、ある程度体力のある人に処方されます。

血行を良くして、冷えやのぼせを改善し、子宮の炎症を抑えます。生理不順、生理痛、頭痛、めまい、肩こりに用いられますので、子宮内膜症の辛い症状にも処方されます。

■当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

当帰芍薬散は、女性の貧血症状を改善する漢方です。血行を良くして、冷え、生理不順、生理痛、生理前後の不快症状などにも効果があるとして、女性から人気の高い漢方薬です。子宮内膜症の方もよく服用されています。

ただし、胃腸の弱い方には向きませんので、医師の指導を守ることが大切です。