石灰化とはカルシウムの沈着のことです。
乳がんと関係ない原因でも起こるものです。例えば血管にも肺にも脳内にも石灰化は起こります。
そして、乳がんの初期段階で石灰化が起こることがあります

乳管内の一箇所にがん細胞が増殖し、中心部のがん細胞が栄養補給できない状態になり、壊死します。
その壊死した部位にカルシウムが沈着して石灰化が生じます。「壊死型石灰化」と呼ばれるものです。

ただし、石灰化が必ずしも乳がんだとは限りません。
乳腺に起こる石灰化のほとんどは良性の石灰化で、悪性率はごくわずかです。

良性の石灰化とは、例えば、乳汁が通る乳管沿いや母乳を作る際に出る分泌物により生じる場合、乳腺症、線維腺腫などによって生じる石灰化です。

乳がんの石灰化したものの特徴としては、針のように線状になっていたり、細かく枝分かれをしていて広がっていたり、一定の形をしてないことが多く、大小様々に多様化していることが多いです。

しかし、良悪の区別の付かない石灰化もありますし、しこりとして触れないことも多いため、マンモグラフィー(乳房エックス線検査)などの検査で確認することが必要です