更年期の「ホットフラッシュ」の治療には、主に次のような薬が使われています。

女性ホルモン薬

女性ホルモン薬を使った治療は「ホルモン補充療法」または「ホルモン療法」と呼ばれています。ホットフラッシュなど更年期障害の原因となる女性ホルモンの不足を薬で補うことで、症状の緩和や改善を目指します。

  • エストロゲン(卵胞ホルモン薬)・・・プレマリン(飲み薬)、ジュリナ(飲み薬)、エストラジオール(貼り薬)、ディビゲル(塗り薬)など
  • プロゲステロン(黄体ホルモン薬)・・・プロベラ(飲み薬)、ヒスロン(飲み薬)
  • 卵胞ホルモンと黄体ホルモンの配合剤・・・メノエイドコンビパッチ(貼り薬)

自律神経調整薬

自律神経調整薬とは自律神経の調子を整える薬です。
ホットフラッシュは、自律神経の乱れによって引き起こされることがあります。自律神経のバランスを整えるために、グランダキシン(トフィソパム)などの自律神経調整薬が処方されるケースがあります。

漢方薬

漢方薬は更年期障害の緩和目的にもよく使われています。冷えのぼせや血流の改善などに効果のある漢方がいろいろあります。

  • 加味逍遙散(カミショウヨウサン)・・・更年期障害に最もよく使われると言われている漢方です。特に冷えやのぼせに適しています。
  • 桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)・・・生理不順や生理痛によく使われる漢方ですが、ホットフラッシュにも適します。
  • 当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)・・・様々な女性特有の病気に広く適応する漢方です。